Semicon 010 of Kairoya

半導体

MOS FET

MOS Diode(2) 準バイアス

前のページとは反対に金属に+の電圧をかけます。このような方向を順方向バイアス(Forward Bias)と呼びます。
まずは、あまり大きな電圧をかけていない時を考えます。
このとき、絶縁層を通してp型半導体と絶縁層の界面に+の電圧が見えます。この電圧によってp型半導体内のホールは斥力をうけ、界面から遠ざかり界面近くにキャリアのない層(空乏帯)ができます。この状態を空乏と言います。
MOSDiode-3.jpg
エネルギーバンド図は図のしたようになりますが、フェルミ準位は変化はありません。

MOSDiode-4.jpg

順バイアス(2)

先ほどよりも大きな電圧を金属、半導体間にかけていきます。
その結果、空乏層で余っている電子が半導体と絶縁層の界面に現れてきます。
これを反転層(Inversion layer)と言います。この反転層がMOS FETで伝導チャネルとして働きます。
電圧を高くしていっても急激に厚くなることはありませんが、確実に電荷は増えます。

buttonPrev1.jpg

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半導体

半導体に関して

電気伝導と半導体物性、バイポーラトランジスタ、MOSトランジスタの特性に関する記事です。ここでは、設計に必要なパラメータと半導体物性による各素子の特性の関連に関しても言及しています。

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電子回路

電子回路の基礎

電子回路の基礎と応用に関しての記事です。基礎的な回路理論とバイポーラトランジスタ、MOSトランジスタを用いた回路理論の関連に関して書いています。

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LTSpiceを用いて、シミュレーションを行っています。シミュレーションと回路の関係に関して書いています。

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