Circuit 007 of Kairoya

電子回路

増幅回路(4)

エミッタ接地増幅器(出力抵抗)

次は、出力抵抗を考えます。
RoutComEmAmpDGNE01.jpg
バイポーラトランジスタではrc,FETではrdと言う形で等価回路の電圧制御電流源に並列にかかれています。エミッタ、またはソースが直接、グランドに接続されているエミッタ(ソース)接地増幅回路では、等価回路からも分かるように出力抵抗はrc、またはrdです。

エミッタ接地増幅器(出力抵抗その2)

RoutComEmAmpDGNE01.jpg
エミッタに抵抗が入っている場合の出力抵抗を考えてみます。
上の図はその場合の小信号等価回路とRoutの計算です。

icはgmVin'+rcに流れる電流とおいて、計算を始めます。また、Vinはグランドに接続されているので、Vin'=-Veとなります。
後は図を見て分かるとおりです。
ここでも、重要なのは、
FxRout02.jpg
ここでいつもの通り、gm=1/reとおいてみます。
FxRout03.jpg
となり、示すとおり、RoutがREによって大きくなっていることです。
これは、後に述べる定電流回路やカレントミラー回路を構成するとときに大事なことです。

その他の回路

さて、その他のトランジスタを用いた増幅回路を考えてみます。
エミッタ接地はCommon Emitter Amplifier (共通エミッタ増幅器)とも言うように、エミッタ(ソース)を入力と出力で共通に使い、ベースを入力にしています。
では、コレクタを入力には使えないのでしょうか?コレクタを入力にするとコレクタ抵抗は大きく、また、コレクタ入力でのベース電流はあまり変化しません。したがって、増幅器には向かないことがわかります。では、コレクタを共通にした増幅器はどうでしょう?
コレクタを共通にして、ベースを入力にしたときは、エミッタの電流をベース電流で大きく変化させることができるので、使えそうです。
もうひとつ、ベースを共通にした場合はどうでしょう。これは、あとで述べますがエミッタに信号を入力した場合、電流の増幅はできませんが、電圧利得はあります。
従って、ベース接地増幅器はできます。

buttonPrev1.jpg

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半導体に関して

電気伝導と半導体物性、バイポーラトランジスタ、MOSトランジスタの特性に関する記事です。ここでは、設計に必要なパラメータと半導体物性による各素子の特性の関連に関しても言及しています。

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電子回路

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電子回路の基礎と応用に関しての記事です。基礎的な回路理論とバイポーラトランジスタ、MOSトランジスタを用いた回路理論の関連に関して書いています。

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付録、参考文献

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参考文献