Sim03 of Kairoya

Simulation

β、hfe、入力抵抗

βとかhfeをシミュレーションするには、図のようにして、入力信号源を電流源とすると簡単に求めることができます。
amp2ShimHfe.jpg
1MHのインダクタンスは、DCバイアスとACを分離するためのものです。このインダクタンスがないベースから見た信号源の抵抗が0になって、電流源で信号をいれても信号ははいりません。
なお、シミュレーションの場合、インダクタンスは理想的なインダクタンスですので、測定しようとする周波数で十分にインピーダンスが高ければよいので、ここでは、1MHにしました。これで、AC解析で10Hzー1MHzでのシミュレーションを行い、コレクタ電流をプローブすれば、それがβ、hfeになります。

入力抵抗

同じ回路で、ベースの電圧をプローブすると、入力抵抗を求めることができます。
amp2ShimHie.jpg
入力抵抗は、ベースのAC電圧/ベース電流 ですが、ベース電流は、電流源で1A(伝達関数を求めるための1Aなので、実際の電流ではない)となっているため、電圧がそのまま抵抗値になります。
これは、トランジスタのスペックに良く載っているhieになるはずです。
実際にはスペックシートと同じ値にはたぶんなりません。
あまり気にして設計はしないので問題にはならないと思います。
なお、入力抵抗に関しては、ここを読んでみると分かると思います。

buttonPrev1.jpg

半導体

半導体に関して

電気伝導と半導体物性、バイポーラトランジスタ、MOSトランジスタの特性に関する記事です。ここでは、設計に必要なパラメータと半導体物性による各素子の特性の関連に関しても言及しています。

半導体LinkIcon

電子回路

電子回路

電子回路の基礎と応用に関しての記事です。基礎的な回路理論とバイポーラトランジスタ、MOSトランジスタを用いた回路理論の関連に関して書いています。

電圧源、電流源LinkIcon

Simulation

Simulation

LTSpiceを用いてシミュレーションを行っています。

LTSpiceLinkIcon
Sim01LinkIcon

Appendix

付録、参考文献

電子の速度
参考文献